頭痛外来とは
一口に頭痛と言っても、原因や治療法は、患者さんによって様々です。頭痛による苦痛は周囲の方からは理解されにくいですが、日常生活へ大きく影響を与える疾患です。
頭痛で仕事や家事に集中できない、頭痛のため休日も家でじっとしている、頻回に頭痛薬を内服するなど、頭痛でお困りでしたら、お気軽にご相談ください。
頭痛外来は月曜午前に脳神経外科にて行っています。初診の予約は不要ですが、再診予約の方が優先の為、お待ちいただくことがございます。紹介状をお持ちの方も同時間内にお越しください。
受診の際には、受付にて問診表をご記入いただきます。ご家庭で印刷し、事前にご記入のうえご持参いただくことも可能です。
頭痛外来 問診票ダウンロード
※高校生未満の患者さんの頭痛に関しては受け付けておりません。高校生未満の頭痛は幅広い視野からの対応が望まれ、使用できる薬が異なるため、当院では専門である小児科にお任せしております。何卒ご了承ください。
診察・治療
問診で頭痛の頻度や他の症状を伴っているか、鎮痛薬の効果はあるのか等の詳細をお聞きし、頭痛の種類の診断を行います。必要に応じてCTやMRIで検査をします。
患者さんの状態から総合的に判断し、個々の頭痛のタイプにあった薬剤や対処法をご提案いたします。
痛みのある時に使用する薬剤の他、痛みの程度や頻度を改善するための予防薬を処方することも可能です。
頭痛の種類と特徴について
一次性頭痛
| 片頭痛 |
頭の片側や両側にズキンズキンと脈打つような痛みがあり、動くと悪化することのある頭痛です。気圧の変化や天候によって誘発されたり、光や音に過敏になったり吐き気を伴うことがあります。 頭痛に先行して、閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれる視野の一部にジグザグした光や、光の線などが見えることもあります。 軽度の場合は市販薬で対応できることも多いですが、頭痛が頻繁だったり、痛みの程度が重い場合は、日常生活の妨げとなることも多い疾患です。 |
| 緊張型頭痛 |
首や肩の筋肉の緊張に関連して、頭に締めつけるような圧迫感のある痛みが起き、肩や首筋のこりや眼精疲労を伴うこともあります。もっともありふれたタイプの頭痛です。片頭痛に併発して起こることもあります。 ストレスや緊張、長時間同じ姿勢をすることによる血行不良などが影響します。原因となっている生活習慣を改善するだけで頭痛が良くなることもあります。 |
| 群発頭痛 |
目の周りやこめかみ部分に激しい痛みが集中し、目の充血や涙を伴うことのある頭痛が、数週間から数か月にわたって起こります。頭痛発作時には落ち着きのない興奮した様子になることも特徴の一つです。 30歳台以降ではじめて症状が出現することもあります。非常に強い痛みに襲われるため、日常生活に支障をきたすことも多い頭痛です。 薬剤での治療の他、酸素の吸入が有効なことがあります。 |
二次性頭痛(脳や他の疾患が原因となって起こる頭痛)
薬剤使用過多による頭痛 (MOH)
|
片頭痛や緊張型頭痛の方が、痛み止めなどの鎮痛薬を過剰に使用すると頭痛の頻度が増えてきて、連日のように頭痛が起こるようになります。これを薬剤の使用過多による頭痛といい、以前は薬物乱用頭痛と呼ばれていました。一般的な鎮痛薬でも月に15日以上服用している場合は注意が必要です。 適切な頭痛予防治療を開始し、原因となる薬剤を中止します。 |
| 脳卒中による頭痛 |
脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)の発症に、突然の激しい痛みを伴う場合があります。 いつ出現したか明確に分かるような突然出現した頭痛や、片側の手足が動かない、しびれる、ろれつが回らない、言葉が出ない、視野が欠けるなどの症状を伴う場合は、至急医療機関を受診してください。 |
| 椎骨動脈解離による頭痛・後頚部痛 |
頭の中へ向かう大切な血管は、内頚動脈、椎骨動脈ですが、それらの血管の壁の一部が突然裂けることがあり、動脈解離といいます。特に首の骨の傍らを走る椎骨動脈が解離すると、突然後頭部や首の上方に痛みが出現します。 適切な診断と治療を受けることで重大な問題とならないことが多いですが、解離の程度や場所によって、脳梗塞やくも膜下出血を引き起こし、重篤な状態になることがあります。 |
| 脳腫瘍による頭痛 |
脳腫瘍が大きくなり、頭蓋骨内部の圧力が高くなることで起こります。 腫瘍のできる位置によって、物が二重に見えたり、吐き気や嘔吐の症状を伴うこともあります。 |
| 髄膜炎による頭痛 |
脳の周りの髄膜に、ウイルスや細菌・真菌などの病原体が侵入し、強い頭痛を引き起します。 高熱や首が硬くなるといった症状を伴うこともあります。 |
片頭痛予防薬について
当院では片頭痛発作の予防薬(CGRP 関連抗体薬)による治療も行っております。
片頭痛は、三叉神経から放出される血管を拡張させて炎症を起こすCGRPという神経伝達物質が増え、脳の血管のCGRP受容体と結合することで起こるといわれています。
CGRP 関連抗体薬は、片頭痛の元となるCGRPの働きを抑えるため、片頭痛に苦しむ患者さんへ投与することで発作の回数を減らす効果が期待できます。
皮下投与で初回に2本注射し、 以降は1ヵ月間隔で1本注射を継続していきます。
CGRP 関連抗体薬処方の要件
- 片頭痛の診断があり、日常生活に支障をきたしている方
- 過去3か月間で1か月あたりの片頭痛の日数が4日以上ある方
- 片頭痛発作の発症抑制薬を使用しても効果が十分に得られない方
外来担当医表
夜間・休日診療のご案内
頭痛外来(脳神経外科)
急遽、担当医が変わる場合がございますのでご了承ください。■ は女性医師です。
当院は 二次救急拠点病院 です。
救急患者様は日曜・祝日も24時間受け付けております。
ご来院の際には事前に病院までお電話ください
夜間・休日の救急外来
外来担当医師
医長
山根 庸弘 (やまね のぶひろ)
脳神経外科
| 専門・得意分野 |
脳神経外科 |
| 略歴 |
群馬大学(平成22年卒) |
| 資格・所属学会 |
日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
日本脳神経血管内治療学会 脳血管内治療専門医
日本脳神経血管内治療学会 脳血栓回収療法実施医
日本救急医学会 ICLSインストラクター
日本頭痛学会 会員
日本認知症学会 会員
日本脳神経外科認知症学会 会員 |
受付・診察時間
| 月曜日 |
午前 |
受付時間 |
8:00〜11:45 |
| 診療時間 |
8:45〜 |
※患者様の診療状況により、受付を診察終了時間前に締め切らせて頂く場合がございます。