経尿道的前立腺吊り上げ術(Urolift:ウロリフト)は前立腺肥大症に対する治療法のひとつです。
前立腺は男性にしかない生殖器の一つで、前立腺液といわれる精液の一部を作り、精子に栄養を与えたり、精子を保護する役割を持っています。
前立腺は膀胱の出口で尿道を取り囲んでいます。
このため、前立腺が肥大すると尿道が圧迫されて、排尿に関わるいろいろな症状が出現します。
前立腺肥大症の頻度は、年齢とともに多くなり、50歳から頻度が増加しますが、その原因ははっきりとは解明されていません。
頻尿 | トイレが近い。 |
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夜間頻尿 | 夜、何度もトイレに起きる。 |
排尿遅延 | 尿の出方が悪い(すぐに出ない。時間がかかる)。 |
残尿感 | 終わっても、まだ残っている感じがする。 |
尿勢の低下 | 尿腺が細くちょろちょろと勢いがない。 |
前立腺肥大症に対する治療法は保存治療、薬物治療、手術治療の3つに分類され、経尿道的前立腺吊り上げ術(Urolift:ウロリフト)は手術治療に該当します。
前立腺のなかに小型のインプラントを埋め込み、肥大した前立腺を持ち上げて尿道を広げ、排尿しやすくする治療法です。前立腺組織の切開、加熱、切除が不要な治療法で、体への負担が少ないのが特徴です。
これまでの前立腺肥大症の手術と異なり、性機能を温存できると期待されています。
デリバリーシステムにはインプラント 1個が装填されており、ひとりの患者さんに対して 通常4~6個のインプラントを留置します
軽度から中程度の症状となります。症状の多くは術後2~4週間以内に消失します。
〈2泊3日で入院した場合の入院費〉
年齢 | 負担割合 | 金額 |
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70歳未満 | 3割 |
約350,000円 (高額療養費制度区分ウの場合:約100,000円) |
70歳以上 | 1割 | 約80,000円 |
2割 | 約80,000円 | |
3割 | 約300,000円 |
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担当医 | 野村 俊一郎医師 |
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診療日 | 火曜日(午前・午後)、水曜日(午後) |