重要なお知らせ

経尿道的前立腺吊り上げ術(Urolift)を受けられる方へ

経尿道的前立腺吊り上げ術(Urolift:ウロリフト)は前立腺肥大症に対する治療法のひとつです。

前立腺肥大症とは

前立腺は男性にしかない生殖器の一つで、前立腺液といわれる精液の一部を作り、精子に栄養を与えたり、精子を保護する役割を持っています。
前立腺は膀胱の出口で尿道を取り囲んでいます。

このため、前立腺が肥大すると尿道が圧迫されて、排尿に関わるいろいろな症状が出現します。
前立腺肥大症の頻度は、年齢とともに多くなり、50歳から頻度が増加しますが、その原因ははっきりとは解明されていません。

症状

頻尿 トイレが近い。
夜間頻尿 夜、何度もトイレに起きる。
排尿遅延 尿の出方が悪い(すぐに出ない。時間がかかる)。
残尿感 終わっても、まだ残っている感じがする。
尿勢の低下 尿腺が細くちょろちょろと勢いがない。

治療法

前立腺肥大症に対する治療法は保存治療、薬物治療、手術治療の3つに分類され、経尿道的前立腺吊り上げ術(Urolift:ウロリフト)は手術治療に該当します。

経尿道的前立腺吊り上げ術(Urolift:ウロリフト)とは

前立腺のなかに小型のインプラントを埋め込み、肥大した前立腺を持ち上げて尿道を広げ、排尿しやすくする治療法です。前立腺組織の切開、加熱、切除が不要な治療法で、体への負担が少ないのが特徴です。
これまでの前立腺肥大症の手術と異なり、性機能を温存できると期待されています。

仕組み

  1. デリバリーデバイスを経尿道的に標的とする閉塞部位まで挿入します。
  2. デリバリーシステムから送り出すニードルを介して留置される小型のインプラントによって、閉塞の原因となっている左右の前立腺葉を圧迫し、牽引します。
  3. システムによる治療は、閉塞した尿道を再拡大することにより、迅速で信頼性の高い症状の緩和を提供します。

デリバリーシステムにはインプラント 1個が装填されており、ひとりの患者さんに対して 通常4~6個のインプラントを留置します

特徴

  • 服薬より迅速な症状改善
  • 経尿道的前立腺切除術(TURP)などの外科手術よりもリスクが低い
  • 性機能の温存
  • 数日後に日常生活への復帰
  • 生活の質の改善
  • 前立腺肥大症に対する服薬の継続が不要の可能性
  • 多数の臨床研究論文発表および5年間の臨床データ
  • 前立腺肥大症の治療の中でも術後カテーテル挿入率が低い

多くみられる合併症

軽度から中程度の症状となります。症状の多くは術後2~4週間以内に消失します。

  • 尿失禁
  • 尿路感染症
  • 排尿困難
  • 排尿痛
  • 排尿時灼熱感
  • 尿意切迫感
  • 尿意制御不能
  • 血尿
  • 骨盤痛
  • 結石付着

当院での治療の流れ

1 外来受診
  • 外来にて治療方針を決定後、術前検査など必要な検査を行います。
  • 入院日を決めます。
2 入院・手術
  • 入院期間は2泊3日をを予定しています。
  • 入院中に手術を行い、術後は尿の出方など問題がないか確認のため経過観察を行います。
3 術後外来受診
  • 術後の生活に問題がないかを確認するため、術後も数回受診していただきます。

治療費

本治療は医療保険が適用され、高額療養費制度の利用も可能です。

〈2泊3日で入院した場合の入院費〉

年齢 負担割合 金額
70歳未満 3割 約350,000円
(高額療養費制度区分ウの場合:約100,000円)
70歳以上 1割 約80,000円
2割 約80,000円
3割 約300,000円

お問い合わせ・ご予約

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045-825-2111 (代表)

東戸塚記念病院

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※休日、夜間は泌尿器科の当直医は居りませんので必ず平日・土曜日の日中にご連絡ください。

ご予約

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担当医・診療日

担当医 野村 俊一郎医師
各務 裕医師
松橋 恵理子医師
診療日 月~金曜日(午前・午後)、土曜日(午前)

泌尿器科