腎臓内科

腎臓内科は専門診療科のため、完全予約制となっております。

専門診療科をご希望の場合、まずは内科予約外担当の外来にてご対応させていただき、担当医が必要と判断した場合に次回受診の専門診療科のご予約をおとりいたします。

ただし、かかりつけ医や現在診療を受けている医療機関からの紹介状をお持ちの患者様に限り、初回受診時から専門診療科のご予約が可能です。

紹介状をお持ちでご予約をご希望の場合

  • 紹介元の医療機関から当院へご連絡をいただく
  • 患者様(ご家族様)に地域医療連携室の窓口へ直接紹介状をお持ちいただく

上記どちらかでご予約をおとりいたしますので、ご相談ください。

紹介状をお持ちの方の受付の流れ

腎臓内科とは

腎臓は左右に、握りこぶし大くらいで腰のやや上に存在し、全身の血液をろ過して尿をこしだし、体の中を一定にたもってくれています。つまり、血液浄化を担っており、腎臓は体の浄水場です。

この血液ろ過フィルターの需要な役割をするのが、毛細血管が玉のように丸くなった糸球体です。糸球体の毛細血管がダメージを受けると、腎臓全体の働きが悪くなります。

正常な糸球体は 必要な成分を血液中に残し、老廃物を尿として排出します。しかし血管が傷ついた糸球体は、通常は通過しないたんぱく質が尿へ漏れ出し、腎機能低下のサインとなって現れます。

そのほかにも腎臓は、血圧調節や貧血改善のホルモンを分泌したり、骨代謝に関連するホルモンをだしたりと、多くの役目を果たしています。

腎臓が悪くなってもはじめは何の症状もない事も多く、むくんだり手足がしびれたり、様々な症状が出るときはかなり進行している場合があります。腎臓が一度悪くなると回復するのは難しいため、早期発見・早期治療のために、定期的な検査を受けることが大切です。

腎機能が廃絶すると透析が必要になりますが、何とか透析にならないように加療していくためには早めの介入が必要です。腎臓病は複雑で、腎臓を直接治す薬はないので、食事療法、薬物療法、生活習慣の改善も大切になってきます。

早期から適切な治療と生活習慣の改善に取り組むことで、進行を遅らせる効果が期待できます。

また、当院では膠原病やリウマチなどの全身性疾患による腎臓病の診察も行っております。

何か心配なことがありましたら、早めにご相談いただきたいと思います。

腎臓内科の対象疾患

  • 慢性腎炎
  • 糖尿病性腎臓病
  • 高血圧性腎硬化症
  • 急性腎不全
  • 薬剤性腎炎
  • 間質性腎炎 など

腎機能低下の主な原因

塩分の多い食事 塩分の過剰摂取は高血圧に繋がり、糸球体の血管にも強い圧力がかかります。この状態が続くと血管が傷み、ろ過機能が低下します。
水分不足 水分が不足すると血液が濃くなり、腎臓への血流が減少することで、老廃物の排出が滞ります。
肥満 肥満や運動不足は糖尿病などの生活習慣病をを引き起こし、糸球体に過剰な負担がかかります。特に糖尿病では高血糖によって糸球体が障害を受け、ろ過機能が悪化します。
ストレス ストレスは自律神経や血圧を乱し、腎臓への血流を低下させます。
痛み止めの乱用 痛み止めに代表される非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は腎機能を低下させる作用があり、長期間の使用は糸球体の損傷につながります。
膠原病の合併症 膠原病とは、自己免疫の異常によって身体の様々な場所に炎症を起こす全身性疾患です。特に腎臓に炎症物質が沈着すると、腎機能低下の原因となります。

慢性腎臓病(CKD)の治療

慢性腎臓病(CKD)は腎機能の低下や異常が3か月以上持続した場合を指し、診断基準は、主に eGFR(推算糸球体ろ過量) と 尿蛋白の2つです。これらの数値をもとにG1~G5のステージ に分類され、重症度が評価されます。病状が進行し末期腎不全になると、血液透析や腎移植が必要になります。

慢性腎臓病をこれ以上悪化させないためには、医師や栄養士の指導の下、生活習慣の改善に取り組むことが重要です。塩分を控えた食事や適度な運動、水分摂取を心がけます。食事療法では、たんぱく質やカリウム、リンの摂取を調整し、腎臓への負担を軽減します。

薬物療法は、腎臓や糸球体の負担を減らし、腎機能の悪化を遅らることが目的で行われます。高血圧が原因の場合はACE阻害薬やARBといった降圧薬、糖尿病が関与する場合はSGLT2阻害薬を用いて血糖値を抑えます。また、むくみを改善するための利尿薬や、腎性貧血を補うためのエリスロポエチン製剤など、患者さんの原因や症状に合わせて処方されます。

CKDの重症度分類

外来担当医表

夜間・休日診療のご案内

腎臓内科

腎臓内科は、完全予約制となっております。

腎臓内科をご希望の場合、まずは内科予約外担当の外来にてご対応させていただき、担当医が必要と判断した場合に、次回受診の専門診療科のご予約をおとりいたします。

ただし、かかりつけ医や現在診療を受けている医療機関からの紹介状をお持ちの患者様に限り、初回受診時から専門診療科のご予約が可能です。

※緊急処置等により変更・休診となる場合がございますので、予めお電話等でお問い合わせください。

急遽、担当医が変わる場合がございますのでご了承ください。 は女性医師です。

午前

細川 緑

腎臓内科

午後

細川 緑

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当院は 二次救急拠点病院 です。 救急患者様は日曜・祝日も24時間受け付けております。

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夜間・休日の救急外来

ご予約・お問い合わせ

045-825-2111(代表)
  • 日、祝、年末年始(12/30~1/3)は予約を行っておりません。
  • 予約時間はあくまでも目安の時間となります。診察状況により予約時間がずれ込む場合もございますのでご了承ください。

外来担当医師

細川 緑 (ほそかわ みどり)

内科、人工透析内科、腎臓内科

専門・得意分野 内科・腎臓内科
略歴 横浜市立大学(平成10年卒)
資格・所属学会 医学博士
日本内科学会 総合内科専門医
日本内科学会 認定内科医
日本腎臓学会 専門医
日本透析医学会 専門医・指導医
日本アレルギー学会 専門医
日本リウマチ学会 専門医
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