カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)検出について

当院において、薬剤の効きにくい細菌(薬剤耐性菌)の一種であるカルバペネム耐性腸内細菌目細菌 (CRE)が検出される患者さんが通常より多く認められています。この細菌はメタロβラクタマーゼ(MBL)という酵素を産生し、薬剤をこわす作用があります。

私たちはこの事態を重く受け止め、横浜市保健所にも逐次報告するとともに随時相談しながら、調査を進めています。

同時に耐性菌の検出が広がらないように、手指衛生をはじめとする標準予防策、環境消毒、医療器材・物品の管理などの感染対策のさらなる徹底と定期的な微生物検査を鋭意取り組んでいるところです。

患者さんをはじめ、当院をご利用される方々にはご迷惑をお掛けしますが、院内感染対策の更なる強化にあたり、皆様のご理解とご協力を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。

今後の経過については、当院ホームページ等において随時報告してまいります。


2024年2月6日

東戸塚記念病院 病院長