栄養科

栄養科の目標

「安全・安心な食事の提供」
「医療・福祉・地域に貢献できるスペシャリストの育成」
「質の高い栄養管理・食事サービスを継続する為の健全経営」

栄養科人員

管理栄養士 10名

給食委託会社(株)日清医療食品
調理師4名、調理員8名、栄養士4名

2022年10月現在
東戸塚記念病院栄養科

資格取得状況・参加学会一覧

病態栄養専門管理栄養士1名
NST専門療法士1名
腎臓病療養指導士1名

栄養管理業務

病棟担当制

入院中に管理栄養士がベッドサイドに訪問し、提供している食事内容や退院後の食事について説明を行います。
食事の進まない患者様には個別対応を行い、低栄養予防に努めています。(感染状況や病状により伺えない場合があります。)

栄養食事相談

食事療法が必要とされる方に、ご家庭などでのお食事の参考にして頂けるよう管理栄養士による個別の栄養相談を実施しています。
予約制の為ご相談がある場合は主治医の先生にご相談ください。

東戸塚記念病院栄養科

NST(栄養サポートチーム)

栄養状態を良好に保つ事は、治療効率を高め早期の創傷治癒や入院期間の短縮に繋がります。NSTは医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、言語聴覚士、臨床検査技師など多職種で栄養管理を専門に行うチームです。
当院では2005年にNST活動を開始し、2016年には近隣の歯科医師と連携し口腔内のアセスメントにも力を入れています。

食欲不振や低栄養、褥瘡や嚥下機能低下等、栄養上の問題点に対して各職種の専門性を活かして意見を交わし、その方にとって適切な栄養療法を検討し提案を行っています。

東戸塚記念病院栄養科

HCU早期栄養介入管理

栄養管理は”If the gut works use it”といわれるように、可能な限り腸管を使用することが推奨されています。
早期栄養介入管理加算は、侵襲後48時間以内の経腸栄養の開始は、「死亡率の低下」「在室日数の低下」「平均在院日数の短縮」がみられるというエビデンスを踏まえて2020年度の診療報酬改定により新設されました。
当院では、2022年度よりHCU入室者に対し48時間以内に栄養アセスメントと早期介入計画を作成し、腸管機能の評価を実施、経腸栄養再開の検討を行っています。
他職種が連携して1日3回以上のモニタリングと計画の見直しを行い、患者様の栄養状態維持・改善に努めています。

東戸塚記念病院栄養科

特定保健指導

腹囲・血糖値・血圧・コレステロール値などの健康診断結果に基づき、生活習慣病発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、特定保健指導を実施しています。

管理栄養士が食事を中心とした生活習慣を見直すサポートを致します。基本的には面談を中心に行っておりますが、来院が難しい場合はオンラインでも対応いたします。

東戸塚記念病院栄養科

教育

教育制度

当院は教育部門にも力を入れています。1~3年目までのプリセプター制度や、グループ病院である強みを活かした合同研修を実施しています。教育部門チームが中心となって、定期的に年次や職種に合わせた研修を行っています。 臨床栄養管理・給食管理の両立とスキルアップを目指した研修制度が充実しており、当科目標である「医療・福祉・地域に貢献できるスペシャリストの育成」を積極的に行っています。

グループ学会

対外発表を視野に入れて、グループ内で定期的に学会を実施しております。日本臨床栄養代謝学会認定の研究会もあり、自己研鑽や他院との情報交換の場ともなっております。

給食管理業務

日清医療食品と連携し給食管理を実施しています。食事は患者様の楽しみの一つであることを念頭に、安全で新鮮な食材選び、適切な調理及び味付け、彩りのある盛付、適温に配慮した食事提供に努めています。

食事の種類

一般食 常食、全粥食、流動食、嚥下調整食、濃厚流動食
治療食 減塩食、エネルギーコントロール食、たんぱく調整食、低残渣食、低脂肪食、貧血食、注腸食

行事食

季節やイベントに合わせた行事食を月に3回実施しています。

クリスマス

クリスマス

季節の果物 メロン

季節の果物 メロン

夏野菜カレー

夏野菜カレー

定期的に嗜好調査を行い、実際に患者様から希望のあったメニューを献立に取り入れるなど患者様の満足度向上に努めています。

個別対応

食物アレルギーや宗教上の禁止食品、食欲不振時の栄養補助等に可能な限り対応しております。
治療に則した治療食の提供だけでなく、低栄養・食欲不振・嚥下機能低下などの問題を抱える患者様には、管理栄養士がベッドサイドまでお伺いし食事量の調整や栄養補助食品の添加等行い、患者様の必要栄養量確保に努めています。

各部門