重要なお知らせ

仙骨神経刺激療法

2018年7月より仙骨神経刺激療法を導入いたしました。

仙骨神経刺激療法(SNM)とは

体内植込み型の刺激装置を臀部に植込み、排泄に関係する神経に持続的に電気刺激を与え、過活動膀胱や便失禁の症状の改善を図るための治療法です。治療効果は個人差がありますが、国内外の臨床試験では多くの患者様に有効な治療法であることが示されています。

画像:仙骨神経刺激療法(SNM)

留意点

  • 植込み部位に痛みが生じる可能性があります
  • 体内に異物を挿入するため感染を起こす可能性があります
  • 刺激に由来する違和感を感じる場合があります
  • 植込み機器の材料(チタン、ポリウレタン、シリコーン)に対するアレルギー反応を起こす可能性があります
  • 運動の制限があります(激しい運動、体を大きくひねる・伸ばすなど)
  • 防犯ゲート、金属探知機などの設備は装置の不具合の原因となる可能性があるため注意が必要です
  • 強い磁気を発生している家電製品は意図しない刺激が発生する可能性があるため、刺激装置からなるべく離して使用する必要があります
  • 使用ができない、または注意が必要な医療機器があります(MRI等)

仙骨神経刺激療法(SNM)の主な対象疾患

  • 過活動膀胱
  • 便失禁 ※当院では対応不可

仙骨神経刺激療法(SNM)の進め方

仙骨神経刺激療法(SNM)は過活動膀胱の症状の改善を図る治療方法です。

治療の流れ

SNM(仙骨神経刺激療法)では、はじめにリードのみを体内に挿入し、1〜2週間ほど、体外式刺激装置による刺激を行い、治療効果を判定します。
これを試験刺激といいます。試験刺激により効果が認められなかった場合には、刺激装置の植込みは行わず、リードを抜去して治療を中止します。
試験刺激により効果が認められた場合には、刺激装置を植込み、本治療を継続します。リードを体内に挿入するための手術と刺激装置を植込むための手術をあわせて、約1週間程度の入院が必要になります。

仙骨神経刺激療法(SNM)の治療費

お支払いいただく金額(概算)

1回目の入院の場合

年齢 負担割合 金額(高額療養費制度区分ウまたは区分一般または区分Ⅰの場合)
70歳未満 3割 約500,000円(区分ウ:約120,000円)
70歳以上 1割 約80,000円(区分一般:約80,000円)
2割 約80,000円(区分一般:約80,000円)
3割 約300,000円(区分I:約100,000円)

2回目の入院の場合

年齢 負担割合 金額(高額療養費制度区分ウまたは区分一般または区分Ⅰの場合)
70歳未満 3割 約150,000円(区分ウ:約100,000円)
70歳以上 1割 約60,000円(区分一般:約60,000円)
2割 約80,000円(区分一般:約80,000円)
3割 約150,000円(区分I:約100,000円)

※患者様の状態によって行う処置が異なるため、多少の金額差異が発生します。ご了承ください。

※高額療養費制度は患者様の所得や年齢によって区分が異なります。詳しくはご自身が加入されている公的医療保険へお問合せください。なお、どの医療保険に加入しているかはご自身の保険証にてご確認ください。

ご予約・お問い合わせ

担当医

泌尿器科:各務 裕医師・松橋 恵理子医師

診療日

  • 各務 裕 医師:月曜午前、木曜午前午後、第2・4土曜午前
  • 松橋 恵理子 医師:月曜午後、水曜午前、第1・3・5土曜午前

受付時間

  • 午前8:00~11:45
  • 午後1:00~4:00

お問い合わせ・ご予約

お問い合わせ

何かご不明な点がありましたら下記にご連絡ください。

東戸塚記念病院(代表)045-825-2111
平日9:00~16:00 土曜9:00~12:00

※休日、夜間は泌尿器科の当直医は居りませんので必ず平日・土曜日の日中にご連絡ください。

ご予約

他医療機関からの紹介状をお持ちの患者様のみ窓口にて、医療機関からの問い合わせに限りお電話にてご予約が可能です。
紹介状をお持ちでない患者様、予約を希望されない患者様は受付時間内に受付をお済ませください。

地域医療連携室(直通)045-825-7970
平日8:30~17:30 土曜8:30~12:30

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